咀嚼(そしゃく)???
若い方に聞いても「何のこと?」と聞き返される単語ですが、簡単明瞭には、
よく咬んで唾液と食べ物をよく混ぜ合わせることです。
最近、『食育』という言葉をよく聞きますが、食に関するごく当たり前のことができなくなっている現状から、昔にはなかった病気を誘発しているようです。
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬もそうですが、丹羽SOD療法・免疫療法で有名な、丹羽先生によりますと、せっかくの自然の恵みである野菜や穀物、魚介類なども、料理法がわからず、その有効成分を壊してしまい、おまけにあまり咬まずに食べる傾向が強くなっているように言われています。
そして、最悪なのが人間が自ら造りだした化学物質による副作用。
先日も、化学物質化敏症の番組を見ましたが、人間の体内浄化には限界があり、体内に蓄積された化学物質が、ある日突然にアレルギー反応を起こし、様々な症状が疾患として現れます。
丹羽先生はもちろん、食育研究者も日本食の重要性・必要性について色々と言われている様に、バランスのとれた食事はそれ自体が『医』であり、病気からの最高の自己防衛手段なのです。
咀嚼する事によって、胃で効率良く成分分解され、その栄養成分を効率良く腸で吸収できるシステムを生まれながらに備わっている事をもう一度自覚し、正しい食文化の確立を目指すことが大切ですね。